父のこと~その3~

2018年8月9日

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※別ブログから記事を移動しました。 2011年のことで、覚書として載せておきます。

(2011年)9月11日に父に会ってからというもの
まさか拘束されているとは思わず・・orz
確か、病院に電話したときに

「眠れないということで睡眠薬を処方しています」

昼に寝てて、夜は覚醒してるらしい。
肝臓が機能していないので、薬がたまっている状態になるとか。

付き添いがいたら拘束具は取ってもらえる。
夜は母がいるけど、やはり寝るので拘束される。
昼前に姉と交代。これを繰り返していたらしい。

拘束される→暴れる→さらに拘束される

・・・暴れる時点でおかしいのですが普通の父なら考えられない。

「帰りたい」「警察を呼んでくれ」

ここは、分かる気もするのですが

「亀がおる」「この虫はどこから入ってくる?」

これは幻覚。
やっぱりせん妄なんだろうなと思う。

せん妄とは、

意識混濁に加えて幻覚や錯覚が見られるような状態。
健康な人でも寝ている人を強引に起こすと同じ症状を起こす。
ICUやCCUで管理されている患者によく起こる。

急激な精神運動興奮(カテーテルを引き抜くなど)や、
問診上明らかな見当識障害で気がつかれることが多い。
大手術後の患者(術後せん妄)、アルツハイマー病、
脳卒中、代謝障害、アルコール依存症の患者にもみられる。

wikiより

父も、カテーテルを抜こうとしたり、胆汁を出すためのチューブを
抜こうとしたりしていたので、拘束されたらしいです。
また、肝機能が悪いとせん妄を引き起こすと後で別の病院の
先生にも聞きました。

11日に会ったとき、父に

「なんでこの総合病院に入院したの?癌なら医大でしょ('A`)」
と話したところ、

「まぁ、じいちゃんもここに入院したし・・・何よりも痛かったから。」
と、答えました。

そして、数秒寝る・・・・。ふと起きて、

「じいちゃんの時よりも・・ここは・・汚い・・。」

確かに。祖父が亡くなったのは25年前。そりゃ汚れるよねぇ。
シミも・・傷もあって汚いわ。
6人部屋で末期癌・・・
個室が空かないために、普通の患者さんと一緒にいる。
こっちはもう息絶え絶えなのに(´・ω・`)

父はおっさん(元だんな)に

「東京の方でいい病院はないかの?」

と聞きました。

私は、父が入院する前に電話をしてきたのは・・・
こっちでいい病院がないか、聞くためだったのでは!!!
とショックを受けました。

私が電話に出なかったから、田舎の病院で入院することしか
できなかった・・。
私が電話に出ていて、病院を探していたら・・・!!!

拘束具を取ってから、手を頭の上にあげて自分の髪を
とかしたり、寝返りをうとうとします。
寝返りは、肋骨下付近からチューブが出ているので危ないと止めました。
まだ言えばわかるので、幻覚(夢の世界)→現実を行き来している
みたいでした。

でも、

「この病院はダメだ。わやしよる。(ひどいことをする)」

転院して違う治療を受けたいと。

「治ると思って入院したのに」

「まだこの子ら(孫)を見たいし、面倒も見なくちゃあかんのに」

「老後ゆっくりしようと思っていたというのに・・・」

「お前達の家をまだ見に行ってないけぇの。見にいかんにゃぁの。」

「おお。行くよ。一度は見に行く。」

○○まで遠いよ・・早く元気にならないとねと言いました。

どうにかできないか。
もう、手の施しようがない。
このまま拘束されたまま、最期を迎えるのか?
まだ他に方法はないのか?

せめて、個室のある病院に転院させたい。
そして、減黄の為の手術も違う方法があるのであれば
それも試してもらいたい。

何か・・何かないのか????

この考えは主治医を怒らせることになりました。