鬱とわたし2~その20~

2018年8月9日

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台風5号どうなってるんでしょうね。
こちらも夜から雨が降ってきました。
被害が出ないといいなぁ。

父のことシリーズの中で書いていなかったのですが、父が何度も「トイレに行く」
と言って聞きません。(出ない)
そのたびにごまかしたり、立たせてトイレまで行かせようとしますが体力が持たなくて
顔色が黄土色になっていき、プルプルと震え始めたので母が
「いやぁ!!お父さん!!いやぁぁ!」と叫ぶのでもう無理だと思い、またベッドまで
座らせると顔色も戻りました。

これを何度も繰り返すのですが、誤魔化しがきかなくなります。
※おむつはしています。カテーテルを入れてもトイレと訴えていました。

「お前は何の権利があってトイレに行かせんのや!!」と父が怒鳴ります。
「トイレに行きたいんや!!行かせろや!!!!!」さらに怒鳴ります。
何度でもトイレに行かせたり、なだめるのはやろうと思っていましたが、
父が私に対して激怒するのでつい私も怒ってしまいました。

この、「私が法律だ!」というセリフは父が言っていたセリフです。
理不尽なことで殴ったりするのも「俺が法律だ」と言っていました。
それを私は父にやり返したのです。

そして、ふと気付きます。
「あれ、これはEMDRでやったことと同じような・・・」

そう思うと今までの不満を親にぶつけました。
今まで理不尽に殴られたこと、結婚も非常識と言われ続けたこと。
母にはお店のお客さんに勝手にぬいぐるみをあげられたこと。
鬱とわたしであったことを親にぶつけました。

母は「そんなこと知らない(忘れた)」と言います。
父はぽかーんと私を見ています。
私は言ってやった!全部言ってやった!!と思い反応の待っていましたが
父が口にしたのは

「・・・それは・・・かわいそうやなぁ?」でした。

いや、全部父さん達に言ったことだけど!?と言うと
「はは・・だってお前は家族やないやろ?」と父は言います。

「!?」父はまた私がわからなくなっていました。
私は家族じゃない・・そこで私の怒りも下火になってだまります。
とことん私はここの家族とは縁が薄いんだなぁと悲しくなりました。
主治医から遠い親戚と言われるし実の父に家族ではないと言われ・・

ついでに母にも主治医に言われた事を責めました。
「私のやったことは一体なんなんだ!」
「母さんと姉ちゃんはどんな風に主治医に伝えてたの!?」
責めると母は「・・・!!もう死にたい!!!」と言います。

は?もうすぐ死にそうな父の前で何言ってるんだと腹が立ちましたが
全部言いたいことは言いました。

ああ、母と姉はこんな人だったんだと。
何年も会ってなかったけど、会わなくて正解だ。

心療内科でEMDRをやったときには親を殴る想像をしましたが
まさか死ぬ前の親を前に言いたい放題言うとは思いませんでした。
しかし、それが私の今までのトラウマや考えをまとめてくれました。

ただ薬を飲むだけじゃだめだった。
親と向き合ってきちんと話さないといけなかった。
でも、父が元気な時じゃだめだった。この時でないとだめだった。

そして、転院してから初めての夜を過ごしました。

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イラストメモ
使用ソフト
イラスト:Photoshop

弱った父にしか言いたいことを言えない私でした。

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