かぼす道:母の趣味

2018年12月19日

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私の小さいときは、服はおさがり。
髪の毛は母に切ってもらっていました。
いつのアニメかわからないようなTシャツに
母の手作りのスカート。

母は美容師になるのが夢だったようで、よく髪の毛を
切るときに「美容師になりたかった」と言いながら
髪の毛を切ってもらいました。
しかし、上手かというとそうではなくて前髪ぱっつん、
後ろ髪もぱっつんでした。
素人なので時間がかかって苦痛だった覚えがあります。

服も出来れば新しいのが欲しかったけど
姉のおさがりや、親戚からのおさがりだったので
それが当たり前になっていたのでおしゃれでは
ありませんでした。
一度、幼稚園のお遊戯会で新しい服を買ってもらって
それがかなり可愛い服で次も着たかったのですが、
「汚すから」という理由でしばらく着ないでいると
翌年にはもう身長も伸びて着れなくなっていました。
お遊戯会1回きりの服が残念でしょうがなかったです。

母のもう一つの趣味洋裁がありました。
スカートをよく縫ってくれたのですが、生地のプリントが
私の好みではなく、出来れば着たくないものでした。
スカートのゴムが太くきつくてそれも嫌な一つでした。
「せっかく作ってもらうのに贅沢な!」と言われるかも
しれませんが、やっぱり自分の好みに合わなかった。
それでも着る服があまりないので普通に着ていたと思います。

せめて好きな布を選ばせてほしかった

採寸するときにお腹をふくらませてみたり
子供ながらに抵抗していた可愛げのない子供でした。

料理上手な母は毎日美味しい料理をたくさん作ってくれました。
好き嫌いの多い私には食べられないものが多かったけど、
大人になってその素材の美味しさがわかって、今では母の味を
真似して料理しています。
いろんな味を覚えさせてくれた母には感謝です。

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イラストメモ
使用ソフト
イラスト:CLIP STUDIO PAINT PRO

丁寧に線を描いてみた。
全身も描くのも練習