かぼす道:金縛りと怖い夢

2018年12月18日

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小さいときに怖かったのは、「口裂け女」でした。
新聞でもまことしやかに移動経路など出ていたし、
一人でトイレに行くのも怖かったことを思い出します。
そのおかげで、寝る時にはうつぶせに寝て、布団の両端を
つかんで、両頬を隠すように寝る癖がつきました。
母からは「布団のワタがちぎれるからやめなさい!」
と言われましたが、怖いので大人になるまでその癖がやめられませんでした。
それも、子供が産まれてしまばらくすると怖がりもだいぶおさまって
普通に寝られるようになりました。

小学生の時には心霊の番組が良く放送されていました。
怖がりの癖に毎回楽しみに待っていました。
番組を見て怖がって、金縛りの存在を知ってからは
「もし、金縛りになったらどうしよう!」と不安でしょうがありませんでした。
従妹のお姉さんに「金縛りにあったことある?」と聞くと、
「ある」ということで聞いてみると、足元に亡くなった従妹のお姉さんのお父さんが立っていて、ニコニコ笑っているとのことでした。
ニコニコ笑っているので怖くはなかったと聞きましたが、
金縛り=幽霊のイメージが強くてかなり怖かったです。

そんな怖がりが、とうとう金縛りにあいます。
翌日が運動会という日になかなか寝られなくて、外が白んできたころ
うとうとしていたら、当時飼っていた猫が私の布団に入ってきました。
そのまま寝ていると、猫は熱くなったのか布団から出てきて私の腕を
枕にして寝始めました。
私はうとうとしていると、金属音と共に体が動かなくなりました。
力を入れると金属音が大きくなります。
猫がいたので、いつもはうつぶせで寝ているのにその時はめずらしく
あおむけで寝ていました。
目を開けると幽霊がいそうだし、怖い、怖い!と思っていると、
横から声が聞こえました。
よく聞いてみると…

爆睡してるシロ

「ぷすー、ぷすー、ぷすー」と鼻息をたてて寝ている猫でした。
怖いけど可愛くて恐怖が逃げて行きました。
しばらくすると金縛りも自然にとけてうごけるようになり、
私が動くと猫も起きたようですぐにどこかへ行ってしまいました。
猫が布団に入るのは、寝返りの少ない姉の布団が多かったのですが、
この日は珍しく私の布団に入ってきてくれたので、これがたまたまなのか
守ってくれたのかと考えてみたり。(大袈裟ですが)
これが初めての金縛りですが、大人になった今も相変わらず金縛りに
かかっています。
もう慣れたもので、そこまで怖いと思わなくなりました。

怖いと言うと、最近の夢に追いかけられる・空き巣に入られる夢が
多くて夢見が悪く起きると嫌な気分になります。

最近の悪夢

階段が出てくるときは必ず駆け下りて何かから逃げています。
二段跳び、三段跳びで必死に降ります。
夢はフルカラーですが、悪夢の時にはイラストのように
もやがかかった感じです。
空き巣に入られる夢は、少しでも家を離れたり二階にいると
侵入されて貴重品を取られているという夢です。
時には家の中にまだいて、「誰!!出てこい!」と大声で叫んで
自分の叫び声で起きることも度々あります。

空き巣の夢はやはり、一度空き巣に入られているのでそのショックが
抜けません。
心療内科でトラウマ治療してもらえばよかった。
18年以上経ってもまだ悪夢から解放されない。
悪夢が多いと疲れてしまう。

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イラストメモ
使用ソフト
イラスト:CLIP STUDIO PAINT PRO