鬱とわたし2~その19~

2018年8月9日

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これは「父のこと~その6~」の後です。

悲しかったのは、遠い親戚呼ばわりされたことより母と姉に裏切られた事でした。
私が転院を渋る母を説得し、緩和ケア病棟を予約したのを姉に必要書類を届けてもらった
ことを伝えると、何とも言えない空気になりました。

「私がシねばいいのに!」と絶叫すると主治医の態度がガラリと変わりました。
その時は本当に生きていてもどうしようもないと思いました。
主治医には責められ、母と姉には裏切られ・・

髪の毛をむしりながら泣き叫びました。

落ち着いたときにお開きになって帰り際に主治医が

「お母さまがいるじゃないですか」と言いました。
・・・こんな状態で母がいるじゃないかと言っても
何も慰めにもなりませんよ?

落ちに落ちたのですが、父の看病が出来ないほどではありませんでした。
私は落ちに来たのではありません。
その日の夜は母が

「昼の様子の後でかぼすが心配だから姉ちゃんも泊まらせる」と言いました。

・・誰のせいでこうなったと思っている・・
でも、誰のせいでというのはもう使うべき言葉ではないのかもしれません。
人のせいにしちゃだめだ。
姉が夜、家事を済ませてから病院に泊まりに来たのですが

ずっと寝ていました。
しかも、いびきがすごい。
6人病室だったので周りに迷惑極まりない。

母は父が夜中に嘔吐で苦しんでいる時に「周りに聞こえるからえずくのはやめて」と
なんとも無茶なことを言っていました。
癌の末期で嘔吐に苦しんでいる人に「やめて」なんて私は耳を疑いました。
もし、母が今ここにいるのであれば姉のいびきをどう言うでしょう?

相変わらず嘔吐で起き上がり、寝かせるというのを繰り返し朝方まで続きました。
姉は早朝の看護師さんが来る前に起きて「大変だね」という言葉をもらっていました。
かなり理不尽な扱いに私もあきらめました。
私はこの病院では厄介者です。

母と姉に裏切られたというショックはこれだけでは終わりませんでした。

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イラストメモ
使用ソフト
イラスト:Photoshop

鬱とわたしを書くのがつらすぎて更新もおろそかです。
食べることならいくらでも書けるのに。
主治医のことはイラストにするのもこれが限界でした。

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