かぼす道:猫の思い出
前に開いたUSBのデータに猫の事も書かれてあって
前にも少しふれたと思いますが絵にしてみました。
もう30年以上前と思うのですが、祖父が入院している時に
食事の上げ下げ、入れ歯の洗浄など小学生ながらに
お手伝いしていました。
帰りの車の中で父が「家に帰ったらご褒美がある」と言って
楽しみに帰ると、猫がいました。
野良猫らしく、もう大きな猫でしたが人懐こくて嬉しくて
しょうがありませんでした。
ある日、母から言われたことに驚きました。
母は嘘をついていたようで、いつものように呼ぶと二階から顔を
のぞかせて「なに?」と言わんばかりに出てきました。
なんでそんなウソを言わないといけなかったのか、小さいながらに
親に対しての不信感がありました。
猫なのによくついてくるし、呼べばくるし本当にかわいい猫でした。
しかし、私が学校に行っている間にネズミを捕る「ネズミとりもち」に
ひっかかったらしく、体に粘着物がべっとりついてしまって取れないので
車で遠い所に捨ててきたと聞きました。
またいつものウソだと思って呼びますが出てきません。
本当に捨ててしまったらしく、かなりショックでした。
頑張ったご褒美として猫を飼ってくれたのに、こうなってしまうと
「皮膚に病気もあったし、家の食べ物も勝手に食べちゃうしいらないよね」
と言って捨てられて、小さい自分は近所を探すくらいしかできなくて
それでも見つからなくて泣くしか出来ませんでした。
実はもう一匹猫を飼っていたのですが、また理不尽な理由で捨てられました。
30年以上前とは言え、責任をもって飼わないのであれば飼わないで欲しかった。
自分のお気に入りの物を勝手にあげられたりしたので
物に対する執着心が強いのはこのせいかもしれない。
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イラストメモ
使用ソフト
イラスト:CLIP STUDIO PAINT PRO
2枚頑張った
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