鬱とわたし2～その12～
母から電話があるときには近況を教えてくれるのはいいのですが、
大抵は人の悪口に聞こえるようなことが多いです。
気分が落ち込んでいる時にはあまり聞いていていい気持ちはしませんでした。
隣の奥さんがタオルを１週間も干しっぱなしというけど、隣は自営をしているお店なので
同じタオルを使っているかもしれない。
けれど、洗濯大好きな母は「また同じタオル！」とねちっこく言います。
「もう信じられない！」とまで言うけど家政婦は見た！のようにずっと覗いているんだなと
思うと面白いですね。
姉の悪口のような「だらしない」「姉の旦那の給料が少ない」「家が汚い」
「炊飯器をすぐに洗わないからガビガビ」「庭を手入れしないから落ち葉だらけ」
などなどなどなど・・出てくる出てくる。
そして私を褒める。「かぼすはすごいわ～。旦那さん高給取りだし」
まぁ・・高給取りくらいか・・
私もかなりだらしない。掃除も息子の喘息が落ち着いてからそこまで
神経質にやらなくなったし。
姉にも同じように私の悪口を言っているみたいで素直に喜べない。
とある新聞の人生相談で「母の悪口を聞くのがつらい」という投書を見たこと
あるのですが、「親孝行と思って聞いてあげてください」が回答だった。
まぁ、今なら聞けるかもしれませんが当時は聞くのがつらくてしょうがありませんでした。
親戚のこともねちっこく言うのでそれも好きではありませんでした。
離婚した子は私には悪いイメージはなくて、タバコだって人には好みもあるでしょう。
女だから吸ってはいけないという事もないでしょう。
「お酒も飲んでるみたいで信じられないわ～」というけど、昔と変わってしまったという
感じでしょうか？
まぁ、今は私も離婚したし親戚にはどう伝えているかわかりませんが・・。
人の目や、どう思われているかを非常に気にする人なので言わなくていい事まで
言ってそうですが。
ああ、これは私も引き継いでしまったな。人の目が気になる。
母の口癖が「人に笑われる」なので、横断歩道を一人で渡れないのがつらかったなぁ。
普通の横断歩道なのに、私にとってはファッションショーの舞台上のようで、
信号待ちをしている人に見られている！
歩き方は変じゃないか？服は上下あってるっけ？髪型変じゃない？と
思ってしまって家族の誰かがいないとダメだった時期がありました。
今も渡りにくいですが、これが私だ！と思うようにしています。
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イラストメモ
使用ソフト
イラスト：Photoshop
姉もいい大人だけど、帰省した時にご飯の時も携帯をつついてた。
親も注意すればいいのにしないから悪いと思わないんだよなぁ。
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