かぼす道:食わず嫌い
私が小さいときには好き嫌いが多い方でした。
野菜は苦手、魚介類も苦手、あれも食べられないこれも食べられないと
親は大変だったと思います。
でも、家には食べるものがたくさんあって親が仕事でいつも
遅かったので好きなものを食べたりしていました。
そもそも、好き嫌いが多いのも親に構ってほしかったと
今では思います。
少しでも自分に気をかけてもらいたかった。
それでも、美味しい食べ物を「美味しい」と言うと
よく作ってくれたりしたので、口には出さないけど
気にかけてくれていたんだと思います。
でも、こどもの時はそれが全然わからないから親の愛に
餓えてこじらせてしまっていました。
そんなこじらせている中、家族での食事でホタテの貝柱が
刺身として出されていました。
知人からもらったようで、綺麗に盛りつけられていましたが
私は当時魚介類は食べられるものが限られていたし、
生ものはほとんど口にしませんでした。
実家の食事は本当にいろんな種類のおかずがあり、
刺身だけではなく煮物や揚げ物などもあったので
食べるものには困らなかったので、私だけ口にせず
食事が終わりました。
その後、私を除く家族全員が食中毒症状を起こして
トイレにこもったり、病院に行くことになりました。
姉はちょうど修学旅行を控えており、本調子ではないのに
無理やり行ったらしく、大変だった記憶があります。
実家にはトイレが3つあり、交互にトイレへ行ったりして
トイレ渋滞はなかったようです。
このカオスな状態を見て、「生ものは食べたら怖い」と
強く思い、それからは生ものをさらに食べないようになりました。
ステーキも中が赤いものは苦手で、結構最近までしっかり火の通った
ものしか食べませんでしたが、以前友達と食べた「シュラスコ」のお店で
その考えが吹っ飛びました。
徐々に食べらるものが増えてきています。
なんで今まで食べてこなかったんだろうとは思いませんが、
美味しかったんだなぁ~とこの年になってわかりました。
まだマグロやイカなどの刺身の美味しさがわかりませんし、
馬刺しやユッケの美味しさもわかりません。
これからまた味覚が変わるかもしれないので
ゆっくり覚えて行こうと思います。
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イラストメモ
使用ソフト
イラスト:CLIP STUDIO PAINT PRO
「ろGペン」←線画
太いブラシがいいと書いたのにまた違うブラシのお試し。
強弱がつけやすいけど慣れが必要かな。
「なんちゃって集中線ブラシ」←くるっと囲うだけで集中線が描ける
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