鬱とわたし2~その25~
甥っ子がいじめによりジサツし、母からも電話がありました。
母はいつも最初に父の最後を話します。
「親戚たちにかぼすのおかげで最後お風呂まで入らせてもらえたって言ってるの」
と武勇伝のように話す。
私は主治医に関しての裏切りを忘れてはいないので、聞き流す。
そんなに自慢したいものなのか。いや、母親はいつもそうだったじゃないか
今さらと思う。
そして、今回の電話でもう親という存在を完全に諦められた出来事があった。
これは姉が聞いたら激怒するんじゃないかと思うのであえて伏せますが
どんな理由であれ、いなくなっていい事はない。
その後にも「どうしてお父さんは○○君を守ってくれなかったのかしら」と言います。
「お母さんは毎日、仏壇に話しかけてるのに」・・と言われても父も困るだろうなぁ。
私は心が弱いからこそ自ら命を絶つのが怖い。でもそれは今守らなければいけない存在が
いるからどうしても生きなければならない。
おっさんといる生活を思うと未来がなくて生きる価値なんてないと思っていたけど、
今はいろんな未来が見える。どう転んだって面白そうな人生だ。
甥っ子は、その未来が見えなくなったんだ。
ここまで悩んでいるのであれば私も会って話してみたかった。
一度私も死を選ぼうとした。何か助言ができたかもしれない。
今となってはもう遅いけど、残念です。
母は母なりに結論を出したかったのでしょうが・・
いなくてよかった的なことを聞いてかなりショックを受けました。
それは自分と重ね合わせたからかもしれません。
父のことは父の死によって諦めることができました。
母のことは父の死とこの件によって諦めることができました。
実は愛してもらっていた。でも、両親とどうしても価値観など合わなかった。
自分と合わない人と離れて何が悪い?
これでよかったんだと再確認しました。
これがわかったときにはもう40代でした。
長い、長い勉強でした。
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