父のこと~その8~
※別ブログから記事を移動しました。 2011年のことで、覚書として載せておきます。
夜中は私が起きて、母は夜中に仮眠をとりました。
ここ数日、父が暴れるというので眠れなかったそうで
だから拘束されちゃうんだろうけど・・
もっと早く帰省してればよかったな・・
でも、かなり大変な看護だったのでちょうど良いといえばちょうどよかったかも
何が大変かというと、やはりおう吐すること。
出ないので、つらそう。
「おえぇ・・」とえずいた後に「ふわぁぁぁ~・・・」とあくびをする。
寝ていても、「ふわぁぁぁ~・・・」と寝言のように何度もあくびをする。
脳に酸素が足りないのかな・・なんて思いながら見ていました。
あとは、やっぱり口の中の乾き。
舌が干上がった田んぼのようにひび割れていました
そこの皮がはがれるので、何度もべー、べーと皮を出すために舌を出していました。
もう自分たちが率先して何かをしてあげないと、
本当に誰もみてくれないんだなぁ・・と感じました。病院であってもね・・・
24時間看護のつきっきりで見てくれる看護師さんなんていないもんね・・・
あと・・何より困ったのが何度も何度も「トイレに行く」と起き上がること。
カテーテルをつけて、おむつをつけているのでトイレには行かなくても大丈夫。
カテーテルをつけても尿意を感じるらしく、それはもう
何度も何度も何度もトイレに行くと言って起き上がらせろといいます。
やりたいことはやらせようと思っていたので、その都度
起き上がらせ、立ち上がらせていましたが、体力が続かず・・
息が切れてベッドに倒れ込みます。
「・・立てんわぁや・・・。」(立てなくなった・・)
「でも、歩く練習しないとトイレにはいけないよ?」
本当は歩いちゃだめ。 起き上がっても体力を消耗するだけ
夜中に何度起きて、立ってを繰り返したことか
トイレ・・というのも、何度「カテーテルをつけてるよ」「おむつをつけてるよ」
を繰り返したことか。
せん妄という言葉がよぎっていたので、何度も何度も言ってあげました。
はっきり覚醒して普段の父になる時と、「あれ?」と思うような
ことを言う時とまちまちで、次第に「あれ?あれ?あれ?」なことを
言うことが増えてきましたヽ(;´Д`)ノ
父には私が孫(私の子供)に見えるようで・・・orz
よく次男と間違っていました。
ある時、「・・・だまされとる・・・」(ここらへん曖昧・・・)
というので「?」と思ったら、
「後ろ姿は男なのに、振り返ったら女じゃぁや。」
し・・・失礼な!!!
※当時ベリーショートでした
しかし、これは娘に対する冗談じゃなくて
他人に対して言っている感じがしました。
むむむ・・・それも悲しい・・・。
そういえば、モルヒネを今は打っていないそうな。
・・・急にやめてもよかったのだろうか・・
徐々に減らしていって・・って方法じゃないのか・・
それも主治医に聞きたくてノートなどに質問を書いていたのだけど、
会う機会もなく・・・
あっても、前回書いた「父のこと~その6~ 」のことがあって全然聞けなかった
キーパーソンにしか話さないらしい
インターネットで調べることができない姉と、何も知らない母で
言われるがままに「はい、はい」と言ってきたから、
姉にも「私は知らないことが多いから教えてね」と言われて助言したのに
影であやつる悪い次女になっていた 。
夕方に「父のこと~その6~ 」があって、泣き叫んだので
心配した(?)姉が一緒に病院に泊まりました。
・・・が、何しに来たのかw
いびきをかいてずっと寝ていました
いびきがすごい!!入院患者さんに申し訳ないくらい。
帰れ
って心の中で思いました。
相変わらずのおう吐(えずき)・・痰しかでない。またはあくびのみ。
トイレに行きたいと起こし、寝かせるために父をベッドの上の方に
ずりあがらせないといけないけれど、重い!
一人じゃ無理・・と思ったけれど、看護婦さんが首とパジャマのズボンを
もって、一気にあげるところを見て・・・真似したらどうにかできました
父は78kgだったっけな?癌が発見されて死ぬまで78kg・・・
高カロリーの点滴ってすごいわ~
そして、20日は転院の日・・・。
19日の夜中はかなり困ったちゃんでした・・・
「いつ、向こうに行くんかいな?」(すぐにでも行こう)
これをずっと繰り返す
あと「○○時間後だよ」って言っても、やっぱり
「なんでまだ行かない」
と、子供のようにだだをこねて・・・
そして、落ち着いたかと思うと・・・
「かぼす・・・(私の後ろを指さして)窓を開けてくれ」
私の後ろは壁・・・。
間仕切りのカーテンを開け、病院に設置している入院の
しおり?をパウチしている下敷きのようなものを
ウチワがわりにして、風を送りました。
「おお・・・ええ風が入ってくるのぉ・・・」
結果としてはだましたのですが・・
これはこれで 自分グッジョブ! と思いました。
「明日、転院だから・・あまり窓をあけて風に当たると
風邪ひいちゃうよ?」
というと、
「おお。そうやな。もう窓を閉めてくれ」
と返事があり、また短い睡眠へと入っていきました。
そして、また数十分後・・・
父が「腹が張る・・痛くてしょうがない」というので
夜中、看護師さんを呼んだのですが・・・
「そっか~。しょうがないよね~。」
で帰って行きました・・・・。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工 工エエェェ(´д`)ェェエエ工
ちょっとまってーーーーー!
しょうがないって・・・もう後が残り少ないから???
夜中だから???
もう転院するから後の処置はもうしないの???
・・・違う意味だったのかもしれないけど、
本人と介護する家族にとっては不満爆発でした。
モルヒネをやめてみれば・・という私の意見が通ったけれど
父は痛み始めた・・・。
座薬で痛みは治まっていたけど、徐々に痛みが
強くなってきていました。
父がしっかり覚醒しているときに、痛いところや気になるところを
ノートに書き留めました。
覚醒しているときでないと、何を言っているのやら・・
19日の21:00に痛み止めの座薬を入れる。
痛みが強いので2:10にもう一度座薬。
本当は6時間おきだけど、痛みが強いので7:15に座薬を入れる。
モルヒネは主治医じゃないと使えないのか・・・???
痛みだけは取ってあげたかった・・・
★ お腹全体の痛み
★ 下腹の張り
★ 残尿感
★ 口の渇き
★ おう吐(痰のみ) 9/18朝4時から
★ 背中、腰の痛み
★ 幻覚:虫が見える。
カメムシ?目の前に飛ぶ小さな虫、アリ・・・。
以上をノートに書いて転院するときにしっかり
伝えるからねと、父に言いました。
ああ、きちんと覚醒して話が出来ればと・・・
モルヒネの量を減らせばと提案したことが
反対に父を苦しめる結果になってしまった。
今でも後悔しています
——
2017/5/17
父の言う事は妄想?でしかなく
真に受けた私が暴走していただけなのか
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