離婚協議書~うちの場合

2018年8月9日

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※素人が自分なりに作った協議書です。
参考程度にお読みください。
(ちなみにこの協議書を元に公正証書を作りました)

離婚協議書を作るときに、ネットで検索して書き方をまねて書きました。
別に役所に出すような文書ではないし、お互いの約束文書なので
どの条件が1条とか、順番などは関係なく作りました。

準備すること

自分たちで何を約束事にするかを書き出しました。
うちの場合は、

  • 親権は誰にするか
  • 養育費は月にいくらにするか
  • 病気やけがをした時の特別な費用は
  • 国民年金、国民健康保険
  • 学資保険の名義変更
  • 自動車について
  • 住宅ローンについて
  • 年金分割について

メモ帳などでまとめる

約束事がまとまったら、文書作成ソフトやPC付属のメモ帳などで
文章を作っていきます。
もちろん、手書きでもいいと思います。

個人サイトで協議書や公正証書のひな形を公開している所が
あったのでそれらも参考にしました。

協議書の文章を作成

まずは文書のタイトルと第1条から始めます。

離婚協議書

第1条(離婚の合意)
夫△△△△(以下、「甲」)と妻○○○○○○(以下、「乙」)は、
協議離婚することに合意し、以下のとおり離婚協議書を取り交わした。

次は親権のことを書きました。
うちの場合は、長男を私、次男をおっさんが引き取ります。

第2条(親権者及び監護権者)

(1)甲乙間に生まれた未成年の子である長男◇◇◇◇
(平成○年○月○日生、以下「丙」)の親権者は乙と定める。
(2)次男◎◎◎◎(平成○年○月○日生,以下「丁」)の親権者を甲と定める。
今後同人において監護養育することに合意した。

次に養育費に関することを書きました。

第3条(養育費)
(1)甲は乙に対し丙の養育費を平成○年○月まで支払う。
(2)甲は乙に対し、前項の養育費を毎月××日に限り、金**万円の支払い義務が
あることを認め、平成△年△月から平成•年•月まで、下記口座へ
振込送金の方法により支払う。ただし、振込手数料は甲の負担とする。

銀行名 かぼす銀行
店名 014
預金種目 普通預金
口座番号 123456

(1)は、息子が大学院を卒業するであろう年月を書いています。
(2)は養育費を支払う日から大学院を卒業するであろう年月を書いてあります。

次に特別な費用について書きました。

第4条(特別の費用)
(1)乙が、病気及び怪我のために丙に特別出費したときは、
甲はその費用について、甲乙が協議を行い支出負担を定めるものとする。
(2)甲は、丙に関し大学卒業までの間、その授業料を支払う。
(3)前項に定めるほか、丙に関し特別な費用を要する場合は、
別途甲乙で協議を行うものとする。

うちは、特に(2)の大学の授業料、大学院に行った場合に
入学金も必要なのでその分も約束し、公正証書には詳細に
書いてもらいました。
(2)を追記したのはおっさん。大学卒業の間までなので、
大学院に行かなければ支払いは終了とのこと。

言葉の端々に「できれば払いたくない」とにじませる雰囲気が・・
協議ということは、「払って」→「やだ」でもいいってことですもんね。

次にこれはうちだけかもしれませんが、
国民年と国民健康保険を息子の養育費を払っている間は
払ってもらうように決めたので、加えました。

第5条(国民年金、国民健康保険)
(1)甲は乙に対し国民年金、国民健康保険を平成**年*月から平成**年*月まで支払う。
(2)甲は丙に対し、国民健康保険を平成**年*月から平成**年*月まで支払う。
(3)甲は丙に対し国民年金を平成**年*月から平成**年*月まで支払う。

おっさんは私に対し、国民年金と国民健康保険を息子の大学卒業まで支払う。
(2)はいらなかったかもです。国民健康保険は家族単位で計算するので・・
まぁ、私と息子の分を払ってもらうよと言いたかったのです。
(3)は今年息子が成人するので、息子の分も払ってもらいます。

次は学資保険の件ですが、おっさんが中々名義変更
してくれないので、もう約束事として出しました。
すでに名義変更済などであれば、この項はいらないと思います。

第6条(学資保険)
甲および乙は下記学資保険の契約者及び受取人名義を乙に変更することに合意し、
甲により平成*年*月末日までに変更の手続きを行うものとする。
ただし、当該保険料等の費用は第3条養育費から充当する。

商品名 ××△△保険
証券番号(***)****-****

もう、早く名義変更しろという内容ですが、
おっさんが最後の文章を書きたしました。自分で払えよと。・・・・。

次は自動車に関することを書きました。

第7条(自動車)
下記乙名義の自動車の所有、維持等にかかる一切の費用については乙が負担する。

車名 ×××××
登録番号 *** 333 か 1234
車台番号 TTT30-123456

おっさんが追記したのは「費用は全部お前が払えよ(要約)」です。

次に家のことを書きました。

第8条 (不動産)
(1)甲が所有する下記記載の物件(以下「本物件」という)は、
離婚後も甲が所有するものとする。

【建 物】
不動産番号:00000000000
所在:○県○市**丁目**番**号 (家屋番号**番**)
【土 地】
不動産番号:00000000000
所在:○市**丁目**番**号

(2)甲は、甲が所有する不動産に乙が平成**年*月から平成**年*月まで
無償で使用することを承認する。
ただし、上記期間の維持修繕にかかる費用は乙が負担する。
(3)甲は、本物件に関する別紙債務目録記載の住宅ローン及び
公租公課(固定資産税)について、これを平成**年*月まで責任をもって支払う。
(4)甲は平成**年*月以降に甲が所有する本物件を甲により売却する。
(5)甲は(4)により得た売却金を別紙債務目録記載の住宅ローンの
支出に充てるものとし、残債が残る場合は甲がその全額を負担する。
(6)乙は(4)により売却が確定後直ちに当該物件から退去しなければならない。
ただし、退去にかかる費用は乙の負担とする。

この文章はおっさんオリジナルがかなり入っています。
大学卒業までは無償で家に住んでもいい。
修繕費はこっちで支払う。
公租公課などはおっさんが支払う。ローンも同じく。
自分たちが出て行ってから家を売って、残債はおっさんが払う。

次に年金分割について書きました。

第9条(年金分割)
甲(第一号改定者)と、乙(第二号改定者)とは、
日本年金機構理事長に対し対象期間にかかる被保険者期間の
標準報酬の改定又は決定の請求をすること及び請求すべき按分割合を
0.5とする旨合意した。

甲(昭和**年**月**日生)(基礎年金番号 0000-******)
乙(昭和**年**月**日生)(基礎年金番号 0000-******)

次に通知に関することを書きました。

第10条(通知)
甲及び乙は、住所・居所・連絡先に変更が生じた場合、速やかに本契約の履行に
必要な範囲で互いに通知義務があることを確認する。
なお、甲においては、職場・勤務先等に変更が生じた場合、
速やかに乙に通知するものとする。

転勤族でいつ引っ越しするかわからないので、
もし養育費の振り込みが滞ったりした場合に必要なので
これは書いておかねばなりません。
それでなくても音信不通が多いのに(;´∀`)

第11条(清算条項)
甲及び乙は、本協議書に定めるもののほか、何ら債権債務が無いことを
相互に確認した。
また、甲及び乙以外の者が本件合意内容には一切干渉しないことを相互に確認した。

これで文句なしですよねという確認です。

そして最後に〆の文書です。

以上のとおり合意したので、本書二通作成し、甲乙各自署名押印の上、各自一通ずつ保有する。

平成  年  月  日
(甲)  住所
氏名             (印)

(乙)  住所
氏名             (印)

こんな感じで作りました。

この協議書では、絶対に守らないといけないという強制力がないので
公正証書は必須だと思います。

この協議書を作るために、メールで協議していたのですが、
「離婚協議書11」←11回修正しました。
どんどん条件が変わっていくので笑えました。

離婚協議書を作っていれば、公正証書を作るときは
これを持っていけばスムーズに伝えられるので楽でした。
この協議書の文章のまま公正証書にするのではないので、
自分たちにあった内容で作ったらいいのではないでしょうか。

また公正証書もどんな文章になったか書こうと思います。